九戸城・九戸政実関連書籍のご紹介

文史劇やイメージキャラクター化などでにわかに注目をあびるようになりました『九戸政実』

私が子供の頃は、その昔お城があった、ぐらいの印象しかなく、九戸政実という名もあまり聞くこともなかったように思います。なにせ城跡も今と違って整備されておりませんでした。
ですので地元民ですら、正直どんなことがあったのか、どんな人物がいたのかということを知っている人は少なかったのではないでしょうか。

そのような私ですので、九戸城や九戸政実について語ることはできません。
もっと詳しい方が今はたくさんおりますし、ボランティアガイドの方もおられますので詳細はそちらにお任せして、本日は現在当店で取り扱っている『九戸城・九戸政実関連書籍』についてご紹介したいと思います。


まず、九戸政実の存在がクローズアップされる発端になったとも行っても過言ではないのがコチラ!

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高橋克彦さん著による『天を衝く』講談社
ハードカバーの単行本で2001年に出版されましたが、現在手に入るのはこちらの講談社文庫全3巻(1巻¥750,2巻¥770,3巻¥695、税別)です。江戸川乱歩賞から始まり直木賞まで受賞され、数多くのヒット作も持つ作家さん。この本の出版により改めて我々地元民が『そんな立派な人がいたんだ!』知ることとなります。

さらに地元だけではなく、全国的にも『九戸政実』の名が広まっていくことにもなります。

2011年には雑誌 『歴史街道』にて故郷を守るために戦った東北の戦国武将三人のうちの一人として、特集が組まれました。

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PHP研究所 (現在は版元完売のため、古本を販売中)
こちらの特集は数ページに渡り掲載され、一般に入手可能な資料が少ない中、貴重な情報が網羅され、且つ読みやすい非常によく編集された記事でした。

その後、二戸市においても九戸政実をアピールした活動が盛んになっていった先の2012年、1冊の本が出版されます。

それが

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早坂昇龍さん著 『九戸戦始末記 北斗英雄伝 第1巻』蒼龍舎 (全5巻 各¥1500税別)
大手流通を通さない自主流通のため全国的にヒット、とはいかないでしょうが、九戸政実を題材にした書籍が少ないなかでのこのシリーズは当店では異例の販売部数を誇りました。

そして、そのシリーズがクライマックスに差し掛かった時、とある文芸誌にある小説の連載が開始されました。

小説新潮に載っていたその小説こそ『冬を待つ城』。著者はこちらも直木賞作家の安部龍太郎。
掲載された月刊誌は多くの方から定期購読のご依頼を受けました。
そして連載終了後、待望の単行本が発売。

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2014年 新潮社 ¥2000 税別

そして現在は2度目の文史劇の公演やその他活動も活発に行われるようになってきました。

そんな中、今年の春見つかったのが50年前に故・黒沢恒夫さんが編集された『語りぐさシリーズ』

ダンボールに入れたまま保管されていたようで状態も申し分なし、まさにタイムカプセルから飛び出たような美品でした。
内容は、九戸城と九戸政実に関わりのあった地、物、人物について貴重な写真入りでまとめた合本『語りぐさ1 九戸城 / 語りぐさ2 九戸政実』

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と、九戸政実について、黒沢さんがスケッチ的に記録した記事を掲載していたデーリー東北の記事をまとめた『語りぐさ4 九戸政実考』

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どちらも大変貴重な資料ですが、とても興味深く読むことができます。

最近は地元の方だけではなく、関東などからもお問い合わせを頂いて驚いております。
このブログをご覧の中でお取り寄せをご希望の方がいらっしゃいましたら、発送もしておりますのでお気軽にお電話でもお問い合わせください。(高村書店 TEL 0195-22-3411)

まだ紹介したい物もありますので、それはまた今度ということで。